10日のロンドン市場では、ややドル高の動きが優勢だった。ただ、前日からからのドル安への調整の範囲に収まっており、比較的動意薄となっている。欧州株もプラス、マイナスの方向感は定まらない。あすのトランプ米次期大統領の記者会見が注目されており、それまでは様子見ムードが強いようだ。
ドル円は東京昼過ぎに115.20近辺まで下押しされたあとは、買戻しの流れとなっている。ロンドン序盤には116円台を回復する場面があったが、東京午前の高値116.21近辺には届かず。116円付近水準での揉み合いに落ち着いた。
ポンドはこの日も売りが先行。ポンドドルは前日安値1.2125レベルを割り込むと1.2108レベルまで下押しされた。ただ、1.21台は維持されており、取引中盤には1.2160近辺まで買い戻された。その後は1.2150挟みでの推移。ポンド円は140.20近辺で下げ止まり、一時141円ちょうど近辺まで買い戻されたが、本日の高値には届かず揉み合いに。
ユーロ相場は対ポンドでの値動きが中心。序盤はユーロ買いが先行したが、ユーロドルは1.0620近辺までの上昇に留まった。その後はユーロ売りに転じており、ユーロドルは1.0568近辺にやや下値を広げた。ただ、前日のレンジ内へと戻す動きに留まっている。ユーロ円は122円台後半での取引が中心となっており、方向性は見出せない。
あすのトランプ氏の会見については、まだ時刻など詳細情報は伝わってこない。これまでツイッターでの一方的な情報発信となっていたが、記者会見では質疑応答なども想定される。新たな材料が提供される可能性がありその内容に注目が集まっている。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
コメントを残す