ロシアの中央銀行が分散型台帳技術を利用したトランザクションの実験に成功した。
ロシアの中央銀行が『金融メッセージングのための技術的なプロトタイプ』と説明する『Masterchain』と名付けられたこのシステムは、非公開の市場参加者と共に分散台帳技術を利用したものである。このプロトタイプは『データの迅速な確認』を保証しながら金融情報を受け渡す手段を提供する。
このプロトタイプは分散型台帳を用いた新しい製品やサービスの開発を可能にする未来のシステムの基礎となり得るとのことだ。
中央銀行の職員は、ロシアの金融システムに分散型台帳技術が与える影響についてMasterchainプロジェクトに見られるようなデータ交換の手段としてだけでなく、デジタル通貨の領域における未来の応用の両方について視野にいれていることを話している。
中央銀行の副総裁であるOlga Skorobogatova氏は発表の中でこう語っている。「このプロトタイプの作成と応用の可能性に対する試みは、政治家や市場の参加者が様々な技術を用いることの結果について、また想定される許容量とリスクの軽減について理解するのを助け、それに続く行動を決定できるようにするためのものです。これは引き続き進歩を続けるための良い土台となります。」
さらにSkorobogatova氏は、中央銀行『新世代の金融インフラストラクチャー』の一部としてMasterchainを利用するべきかどうか考量していると述べた。Skorobogatova氏はまたこのプロトタイプを、ロシアの中央銀行が立ち上げたフィンテックに関する作業部会と合わせて使用することを提案している。
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Source: Coin Portal
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