10日の東京外国為替市場でドル円は、朝方に進行した円高の影響で頭の重い展開となった。
前日の海外市場での112円台半ばからの買い意欲を受けて、いったんはドル高円安で始まったものの、午前9時過ぎから一気にドル安円高に。
海外勢からの大口売りなどがきっかけと見られ、ドル円は112円10銭台まで値を落とした。
目立った新規材料が出たわけではなく、昨日の日銀オペの減額をうけて海外勢が円売りポジションの調整に回ったと噂された。
なお、昨日の日銀の買いオペ減少を受けて注目された午後の財務省による10年債入札は無難に通過。少し円売りが入ったものの、112円30銭台までと戻りは鈍く、その後112円20銭台に値を戻す展開に。
昨日の海外市場で値を落としたユーロドルやポンドドルはもみ合いが続き、大きな方向感は見られず。
豪ドルはしっかり。NY市場で大きく上昇したNY原油が、時間外でも買われたことで、資源国通貨買いを誘った。
minakbuPRESS編集部 山岡和雅
Source: klug
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