9日の東京外国為替市場でドル円は113円38銭を付ける場面が見られた。前日のNY市場で米債利回りの上昇などを背景にドル円は113円台を回復。8日のオセアニア市場早朝に113円台を付けたものの、その後頭を押さえられていた水準をしっかり超えたことで、その後は113円ちょうど近辺がサポートとなった。その後、直近高値であった113円30銭超えのストップロスをトライした格好。
上昇が一服した後はもみ合いが続き、ドル円は113円台前半での推移。調整の動きも限定的ながら、朝の高値を超えて上昇するだけの勢いも見られなかった。
ユーロドルは1.09台前半でもみ合うなど、こちらも目立った動意はみられず。
豪ドルは10時半に発表された3月の小売売上高が+0.3%の予想に対して-0.1%と、2月に続いて前月比マイナスとなり、売りを誘った。資源投資の鈍化を、民間需要の拡大で支えるという期待されている構図への懸念が広がった格好に。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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