【東京市場】動意薄、ドル円は113円台前半

 東京外為市場終盤は、動意に欠ける展開となっている。午前中は、日銀の買いオペで指値オペが見送られたことを受けて、円買いが先行した。午後に入ると、長期金利の急激な上昇を受けて、日銀が指値オペを実施すると、一転して円が急落した。だが、その後は米雇用統計を控えて、狭いレンジでの取引となっている。ドル円は113円台前半、ユーロドルは1.07ドル台半ばで取引されている。
  
 ドル円は113円台前半で取引されている。序盤は、仲値に向けてやや買い優勢となり、112円台後半で強もち合いとなった。10時10分ころ日銀が国債買い入れオペで「5年超10年以下」の国債を4500億円買い入れると通知すると、前回に比べ400億円の増額となったことから、ドル円は急激に買われ、113.14付近まで急伸した。だが、増額が想定内だったうえ、市場の一部で期待されてた指値オペが見送られたことから、一転して売りが先行。112円台半ばに下落した。
 
 中盤は、112円台半ばで小動きとなっていたが、12時30分過ぎに、日本長期金利の急激な上昇を受けて、日銀が指値オペを実施すると、113.23付近まで急伸した。だが、その後は、米雇用統計を控えていることもあり、113円付近~113円台前半で小動きとなっている。
         
 ユーロ円は、121円台半ばで推移している。ドル円の値動きに追随し、午前中は121円台半ばから121円台前半まで下落した。午後になると、日銀の指値オペを背景に、121円台半ばに上昇し、往って来いの展開となっている。
  
 ユーロドルは1.07ドル台半ばで取引されている。手掛かり材料難の中、東京時間は、1.0760ドルを中心に1.07ドル台半ば~後半でもみ合いとなっている。
 
 日経平均は小反発。終値は前営業日比3.62円高の1万8918.20円となった。
   
 午後3時29分現在では、ドル・円は1ドル=113.13円前後、ユーロ・円は1ユーロ=121.62円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.0751ドル前後で取引されている。

みんかぶ「KlugFX」東京

Source: klug

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