【東京市場】ドル高に警戒感も下値しっかり、ポンドはMPC控え慎重

 ドル円は朝方に114円台から113円台に急落を見せた。日経平均がプラス圏から一気にマイナス圏まで沈み、リスク警戒の動きに。
 この後の英中銀金融政策会合や明日の米雇用統計を前に114円台でのドル買いに慎重な姿勢も見られた。
 113円70銭台までの押し目が見られたが、その後はしっかり。
 日経平均がプラスに再び転じるなど、株安が落ち着き、リスク警戒の動きが後退。
 114円台での買いには慎重姿勢が継続も、下値では買い意欲が強く残っている。
 昨日のNY市場午前の押し目とほぼ同水準までの下げ後に回復してきたことで、下値しっかり感も。

 この後の金融政策会合を控えるポンドはしっかり。1.32台半ばから1.33手前まで買いが入る場面が見られた。
 2007年7月以来10年4か月ぶりの利上げが実施される見込みが強く、ポンドのサポートに。
 もっとも、カンリフ副総裁など、利上げに反対姿勢を表明しているメンバーもおり、全会一致での利上げは難しい。現状では6対3での決定がコンセンサスとなっており、5対4になるとポンド売りが入る可能性があるだけに、高値圏でのポンド買いには慎重な姿勢も。

 minkabu PRESS編集部 山岡和雅

Source: klug

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です