【ロンドン市場】米雇用統計を控えて小動き、ドル円110円台前半

 4日のロンドン市場は、米雇用統計の発表を控えて小動き。ドル円は、東京市場からのレンジ内でに留まっており、110円台前半での揉み合いが続いている。上値は111.20レベルが重く、下値は110.00レベルでサポートされている。

 ユーロドルは1.18台後半での取引。1.1880-90レベルにしばらく膠着していたが、取引中盤にかけて1.1860近辺へと小安い動きをみせている。ユーロ円は130円台後半でやや売りが優勢。ただ、130.80台から130.60近辺までの値動きに限定されている。

 前日大幅安となったポンド相場は序盤の買い戻しの動き。ポンドドルは1.31台前半から1.3164レベルまで上昇。ポンド円は144.93レベルに本日高値を伸ばした。その後は買いは一巡、ポンドドルは1.3130台、ポンド円は144.60近辺などへと反落。前日からの安値圏へと押し戻されている。

 米雇用統計待ちで目立った材料はでていないが、経済統計では7月のユーロ圏小売業PMIが51.0と前回の53.2から低下していた。ただ、発表時点でのユーロの反応はほとんどみられなかった。

 英国関連では、ブロードベント英中銀副総裁がBBCラジオで発言。英国のインフレはピークに近づいている、英経済はおそらく利上げに対応可能、EU離脱めぐる不透明感が投資を抑制、金利は市場予想よりも上昇する必要がある可能性、金利上昇は緩やかになろう、などと述べた。タカハト両面がある内容で、ポンドは反応しにくかったようだ。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug

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