【ロンドン市場】方向感定まらず、あすのイベント控えて

 20日のロンドン市場は、方向感の定まらない展開。序盤はドル売りが先行したが、一巡するとドル買い方向に戻されており、ドル指数はマイナスからプラスに転じている。ただ、あすの日米金融当局の結果発表を見極めたいとのムードが広がっており、ドル相場も円相場も振幅し、一方向には流れが定まっていない。

 ドル円は序盤に101.54レベルまで下押しされて、この日の安値を更新した。しかし、欧州株が序盤の小安い動きからプラスに転じたこともあって101.90近辺へと買い戻されている。ユーロ円は113台後半で、豪ドル円は76円台での振幅に留まっている。NY原油先物は43ドル割れへと下落しているが、資源国通貨売りの動きはそれほど強まっていない。

 欧州通貨はユーロ買い・ポンド売りのフローが主導している。ユーロポンドは0.8570近辺から0.8625近辺へとほぼ一方通行で買われている。約1ヶ月ぶりのポンド安水準となった。ユーロドルは序盤に1.11台後半から1.12台乗せへと上伸する場面があったが、すぐに1.11台後半へと売り戻されており、上に往って来いの格好。ポンドドルは1.30台後半へ買われたあとは売りが強まり、1.30割れから1.2960近辺まで下押し。ポンド円も132円台後半から132円ちょうど近辺まで下値を広げた。
 
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

Source: klug

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