31日のロンドン市場は、前日からのドル高水準を維持している。やや調整が入るも、根強いドル買いが観測されている。
序盤は前日の流れに調整が入り、ドルが売られた。ドル円は111.75近辺、ユーロドルは1.07手前までのドル安の動き。ユーロドルは1.07台乗せには至らなかった。
その後は、米債利回りの低下一服とともにドル買い圧力が再燃。ユーロドルやポンドドルなどが本日の安値を更新。ユーロドルは一時1.0670近辺、ポンドドルは1.2434近辺の安値をつけた。この日発表された3月のユーロ圏消費者物価・速報値は前年比+1.5%と前回の+2.0%から伸びが鈍化した。ユーロ相場の上値を重くした一因となったもよう。
ドル円は112円付近に戻したが上値は限定的。欧州株が下げており、やや円買いの面も。また、日銀は4月の国債買い入れ方針で中期国債の減額を発表した。市場には80兆円の買い入れ目標に変更の可能性との見方も一部には広がっていた。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
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