朝方はPCEコアデフレータが予想を上回ったことなどからドル買いが優勢。PCEデフレータも予想通り強めで、物価上昇期待が広がった。
しかし、ダドリーNY連銀総裁の発言で一転してドル売りに。総裁は利上げに関して、今年はこの後に買いの利上げが妥当と発言。この発言自体は年3回という市場のコンセンサスに沿うものであるが、先日のGDP、今日のPCEと強めの米指標に年4回以上の利上げを期待する一部の思惑に冷や水を浴びせ、ドル売りが強まった。
また、総裁は利上げについて緊急性は低いとして、急がない姿勢を強調し、こちらも大きなドル売り材料に。
米債利回りの低下も顕著となり、ドル円は111円台前半へ値を落とした。
ユーロドルが1.07台に乗せるなど、当初はドル全面安であったが、その後欧州通貨などが売られたことで、ドル安よりも円高に。
トランプ大統領が来週の習近平中国国家主席との米中首脳会合を前に、公正な貿易に関する大統領令に署名。対日赤字への警戒感も強まる中で円買いが強まった。
ユーロ円が直近のサポートである119円を割り込んで売りが加速。ユーロは対円での売りに、対ドルでも15日以来の安値圏まで売りが進んだ
Source: klug
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