14日のロンドン市場は、ややドル売りが優勢。このあと日本時間15日午前4時にはいよいよ今年最後の米FOMC会合の結果が発表される。これを控えて、米債利回りはやや低下しており、ドル相場もドル売りが優勢になっている。
ドル円は東京市場での115円台前半での揉み合いから、ロンドン序盤には114.87レベルまで下押しされた。その後は買い戻しも入り115.20台まで持ち直したが、取引中盤には再び115円割れ水準で取引されている。ただ、直近安値114.74レベルはサポートされており、大きな方向性は示していない。
ユーロドルは序盤に一時1.0665近辺まで上昇。その後は1.0610近辺まで反落。取引中盤には1.06台半ばに下げ渋りと忙しい振幅相場となっている。ただ、ドル円と同様に前日レンジ内での上下動に留まっている。ユーロ円は122円台での取引に終始している。
ポンドドルも1.26台での振幅。対ユーロでも0.84挟みで上下動している。ユーロに比べるとやや軟調な推移。ポンド円は一時145円台前半に下押しされた。この日発表された8-10月の雇用者数が予想外の減少となったことが重石となった面があった。あすに英金融政策委員会の結果発表を控えており、市場は神経質になっている。
欧州株は軟調に推移している。米FOMCでの利上げ姿勢に警戒感があるほか、米API在庫統計を受けて原油相場が軟化していることも上値を押さえる材料となっているもよう。ただ、総じて模様眺めムードとなっており、大きな値動きにはつながっていない。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
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