週明け一日の東京市場はアジア圏の殆どがメーデーで休場となる中、ドル高円安の動きが強まり、ドル円は111円70銭台をつける動きが見られた。
前週末の海外市場で111円72銭近辺をつけた後、すぐに111円台前半に戻されたことで、上値一服感が広がり、朝方は利益確定の動きが優勢となる場面が見られたが、難航していた米国の2017年度予算(今年9月30日まで、昨年本予算で合意できず、4月28日までの暫定合意となっていたもの、28日には1週間のつなぎ予算で合意している)に関して、1.1兆ドルの歳出案で共和・民主両党が合意し、政府機関の閉鎖などが避けられる事態となったことで、ドル買いの動きが強まった。
ドル円は111円台後半にしっかり乗せる展開に。アジア圏の殆どがメーデーで休場となる中で、ジリジリと上値をトライし、前週末の高値111円72銭を僅かに超えて111円75銭をつける場面も見られた。
もっとも、アジアに続いて、この後の欧州市場も、英国がアーリーメイバンクホリデー、欧州がメーデーで休場となっており、参加者が少ないこともあり、高値からの買いには慎重な姿勢も。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
コメントを残す