29日のロンドン市場は、ドル売りが優勢。この日は欧州通貨買い・ドル売りが先行している。ユーロドルは1.1950近辺から1.1990近辺へと水準を上げてきており、NY市場にかけて1.20台をうかがう動きになっている。ユーロ円は134円台後半での上下動となるなかで高値を134.97レベルまで広げた。
ポンドドルは1.3470近辺から一気に1.35台乗せとなった。その後も下値は堅く、1.35挟みの高値水準で取引されている。ポンド円は151.80近辺から一時152円台乗せと堅調。一部報道で、英労働党政権となれば再び国民投票を実施する可能性があるとしており、EU残留への思惑を想起させていた。
ドル円は、前日と同様にじりじりと売られている。112.70近辺での揉み合いから112.50近辺へと水準を下げている。米10年債利回りは2.43%近辺から2.42%台前半へと小幅低下。欧州株は大陸諸国を中心に軟調に推移している。
豪ドル/ドルは堅調。序盤にやや売りが入ったあとは切り返して上昇。高値を0.7820近辺へと伸ばしている。豪ドル円は87円台後半での振幅のあと、一時88円台をつけている。
ドル指数は低下。クリスマス明け以降はドル安傾向を示している。きょうは92台前半に低下しており、9月25日以来のドル安水準となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
Source: klug
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