週明け31日の東京外国為替市場は、先週末に報じられたクリントン大統領候補の国務長官時代の私的メール問題に絡んで、連邦捜査局(FBI)が再捜査方針を決めたことを警戒して、ドル安円高が進んで始まった。
先週のNY市場午後に同問題に絡んではすでにドル売りが進んでいたが、その後正式に令状を発令するなど、事態が進展したことが警戒された。
もっとも、その後は買い戻しが優勢に。
混戦模様とはなるものの、クリントン大統領候補の優勢が続くという見方が広がったことや、下げて始まった日本を含めたアジア株全般に買戻しが入ったことなどがサポートに。
ドル円は105円手前まで回復、ユーロ円は115円台まで一時値を戻した。もっとも明日・明後日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、金曜日の米雇用統計など、重要イベントが今週この後控えていることもあり、高値からの買いには慎重姿勢も。
午後に入ると、比較的狭いレンジでの取引に終始した。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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