週明けの東京市場、ドル円は111円台前半を中心とした展開となった。
前週末のNY市場でダドリーNY連銀総裁が利上げを急がない旨の発言を行ったことをきっかけにドル売りが進行。週明けもその流れが継続して一時111円10銭台を付ける場面が見られた。
しかし、日経平均をはじめ、アジアの主要株式指数が軒並み堅調な推移を見せ、リスク警戒感が後退すると、安値から値を戻して、111円台前半でのもみ合いに。
さらに、海外勢の参加を前にリスク選好での円売りの動きが強まり、111円台半ばへ持ち上げられる展開となった。
ユーロは先週末NY市場での対ドルや対ポンドでの売りに対する調整が入り、少し買いが入ったものの、値幅は限定的。
豪ドルは2月の小売売上高の弱さを受けて売りが強まった。同指標は前月比で予想外のマイナスに。明日の豪中銀金融政策理事会で利下げ姿勢の後退が期待されていたが、今回の数字を受けて、期待感が後退し、豪ドル売りとなった。
豪ドルは対米ドルで0.7630台から0.76割れまで。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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