28日のロンドン市場は、特段の注目材料はみられず全般に小動き。週明けの欧州株式市場は欧州大陸株が売りに押される展開。ロンドン市場はサマー・バンクホリデーのため休場。
先週末のジャクソンホール会議では、イエレンFRB議長、ドラギECB総裁などからは今後の金融政策に関するヒントはでてこなかった。為替市場では、ドル売りやユーロ買いの動きが広がって、週明けを迎えた。東京朝方にユーロドルは1.1965近辺まで上昇。ドル円は東京午後に109.03近辺まで下落。それぞれ先週末から一段とドルの安値を広げた。
ロンドン市場ではドル円の下げは109.05-10レベルまで。その後の反発は109.26近辺までと限定的な値動き。ユーロドルは1.1920から1.1942レベルでの取引。全般に先週末からのドル安の値位置は保っている。米10年債利回りは2.16%台と先週末終値付近の低水準となっている。ドル指数は92台前半と年初来の最低水準となっており、ドル安傾向は残る形になっている。
NY原油先物が47ドル台前半へとジリ安の動きになっている。米テキサス州などへのハリケーン襲来の影響は一巡している。資源国通貨にとっては売り圧力となる面があり、豪ドル/ドルは0.7920台に軟化、ドルカナダは1.2480近辺へと反発する場面があった。ただ、値動きは2-30ポイント程度と限定的だった。
クロス円はまちまち。欧州株が軟調な中で、ユーロ円やポンド円は130円台前半、140円台後半などで小高い。一方、豪ドル円は86円台後半、カナダ円は87円台半ばで上値が重い。ドル相場と同様に全般的には模様眺めムードとなっており、小動き。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
コメントを残す