【ロンドン市場】ドル買い先行も、値動きは限定的

 13日のロンドン市場は、ドル買いが先行したが取引中盤には値を戻している。全般的に値動きは限定的なものに留まっている。

 ドル円は東京タイムに104円台後半から103円台半ばへと下げた後、ロンドン序盤にはドル買いが先行する。一時104.05-10レベルまで買い戻されたが、その後は再び103円台後半へと軟化している。東京レンジの半値水準で反発を止められた形になっている。

 ユーロドルは一時1.10台割れ。1.0985レベルに下値を伸ばして、7月27日以来の安値水準となった。その後は1.10台を回復しているが、1.1030付近までとドル安方向への動きは限定的。ポンドドルも一時1.2133レベルまで下押しされたが、取引中盤には1.22挟みでの取引に落ち着いている。

 豪ドル/ドルは0.75台前半で下押しのあと、0.75台半ばへと下げ渋り。ドルカナダは一時1.33台乗せも1.3240近辺まで反落する場面があった。総じてドル買いの動きに調整が入っているが、値動きは限定的。

 ドル指数は一時98台に上昇し、3月10日以来のドル高水準となったが、足元では97台後半と上昇一服。10月に入ってからのドル高の流れには変化はみられていない。

 欧州株は中国の貿易収支で輸出入がともに縮小したことや、前日の米株安、原油安などを受けて大幅に下落している。ただ、取引中盤にかけては時間外取引のNY原油先物が下げ渋っており、過度のリスク回避のムードは後退してきている。
 
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug

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