東京外為市場終盤は、円売り優勢となっている。午前中は、日銀金融政策決定会合を控えて、商いが薄くなる中、ジリジリと円買いが進んだ。だが、日銀会合のなかなか発表されずにいると、緩和期待から円売り優勢へと転じた。午後1時過ぎに、結果が発表されると、マイナス金利の深掘りがなかったことから、まず円買いとなり、ドル円は101円付近まで急落。その後、長短金利操作付き量的・質的金融緩和の導入の詳細が伝わってくるにつれて、乱高下しながらも円安に振れた。ドル円は102円台半ば、ユーロドルは1.11ドル台前半で推移している。
ドル円は、102円台半ばで推移している。朝方は、日銀会合を控えて、商いが薄くなるなか、まとまった売りが持ち込まれ、前日の安値101.54を下抜き、101.50前後まで突っ込む場面があった。だがすぐに101後半に戻すと、仲値向けて買われ、101.79前後まで上昇。その後は、神経質な展開となるなか、徐々に円買いが優勢となり、101円台半ばで弱もち合いとなった。
正午を過ぎ、なかなか日銀会合の結果が発表されないと、追加緩和期待が高まり、ジリジリと水準を引き上げ、102円台を回復した。午後1時20分ころ、結果が発表されると、まずは円買いのアクションとなり、101.03まで下落した。だが、その後、長短金利操作付き量的・質的金融緩和の内容が徐々に広がると、円売りが先行。また、マイナス金利の深掘りを温存したことも支援材料となり、2時過ぎには102.79付近まで水準を引き上げた。その後は、102円台半ばでの取引となっている。
ユーロ円は、114円台前半で取引されている。ドル円と同様の展開となった。序盤から中盤にかけては、円買い優勢となり、一時112.84付近まで下落。その後は、ジリ高調となったが、日銀会合の結果が発表されると、112.54付近まで急落の後、切り返して114円台を回復した。終盤には114.40まで上昇し、その後は114円台前半での取引となっている。
ユーロドルは、1.11ドル台前半で取引されている。序盤から中盤にかけて、1.11半ばでのもみ合いとなった。だが、午後になると、ジリ安調の展開となり、1.11前半に水準を引き下げている。
日経平均は急反発。終値は前営業日比315.47円高の1万6807.62円となった。
午後3時19分現在では、ドル・円は1ドル=102.61円前後、ユーロ・円は1ユーロ=114.21円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1130ドル前後で取引されている。
みんかぶ「KlugFX」東京
Source: klug
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