24日のロンドン市場は、ドル売りが優勢となっている。ロンドン序盤にユーロドルは1.0770近辺から1.08台に乗せた。この日発表された3月のドイツ、フランスのPMI確報値は、製造業と非製造業いずれも好調な結果が示された。ユーロ円は119円台後半から120.18近辺へと高値を伸ばした。
ポンドドルもユーロドルに連れ高となり、1.2470近辺へ下押しされた後は一時1.25台を回復した。ただ、2月の英住宅ローン承認件数が減少しており、対ユーロでの売りが入った。ポンドドルも1.24台後半へと再び軟化。ポンド円は139円ちょうど近辺での揉み合いから138.55近辺までジリ安となっている。
ドル円はロンドン早朝に111.48レベルまで買われたあとは、売りに転じた。欧州株が軟調に推移するなかで米債利回りも低下。ドル円は111円ちょうど近辺まで再び売られている。
市場では米議会でのオバマケア代替案の行方に懸念が広がっている。昨日予定されていた採決がきょうに延期されており、野党民主党だけではなく与党共和党の一部にも反対する動きがみられている。トランプ政権の議会運営能力が試されるところとなっている。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
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