【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(10月16日の週)のビットコイン円の見通しを、主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週から今週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと、「まさか!こんなに早く60万円突破!」です。
10月9日(月)に512,458円でスタートしたビットコイン円。
今週も堅調な動きでした。
とくに12日(木)に急伸。
つい数日前に50万円を超えたばかりだというのに一気に60万円ののせてしまいました。
ビットコイン、勢いがとまりません。
FX(為替)がダウや日経の盛り上がりにも反応を見せず、さみしい動きなのでよりビットコイン円の動きが際立ちます。
結局週末15日(日)には安値605,500円をつけるも、60万円台はキープしつつ、638,776円でクローズしました。
そして少しファンダメンタルズについて。
最近のメインテーマはなんといっても「ハードフォーク」です。
今後、Bitcoin Gold(ゴールドって名前がかっこいいですね)とSegwit2x(こちらも名前かっこいい。ちなみにSegwitとは違います)2つの新通貨が生まれる予定です。
特に注目されているのが、Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)です。
これは、香港のマイニングの会社が提案しているもので10月25日に誕生する(ハードフォークが行われる)とアナウンスされています。
ビットコインゴールドの特徴は、マイニングをGPUマイニングで行う点です。
(従来の電力を無駄にするマイニングと比較してエコで、さらにマイニングの寡占化を防ぐことができるといわれています。)
そして、11月にはSegwit2xも誕生する予定です。
つまり8月に発生して話題になったビットコインキャッシュとあわせて、少なくとも今後「4つの通貨」が存在する可能性があります。
今後も第5、第6のビットコインが生まれ、ハードフォークがメインテーマになってくるものと思われます。
今週の見通しは?
一目均衡表をプロットしてみましょう。

みると一目均衡表の配置は「上昇」です。
(①現値>雲、②遅行線>現値、③現値>転換線>基準線の3つの条件が揃っているため)
ということで、テクニカル的に見ると見通しは上です。
ただ、ここまで上昇した以上、一旦利益確定の売りに押されての反落には警戒が必要です。
安易に買って行く場面ではありません。
ここでRSIも見てみましょう。
RSIとは買われすぎ売られすぎを数字で表すことのできる便利な分析手法です。
一般的に70%を超えると、買われすぎと言われています。

見てみると直近RSI80を超えて反落しています。
過去にもこういった場面があるので、今後さらなる上昇があった場合参考にしてみて下さい(80%に近づいたら一旦一部を利益確定するなど)。
そして今週のテクニカル的な見どころは、60万円をキープできるかです。
60万円に近づいたところを押し目で買うか、慎重な方は、割れて基準線に近づいたところを拾うことを推奨します。
最後にアルトコインについて。
モナーコイン(モナコイン)という、日本発祥のアルトコインが今爆発的な上昇を見せています。
周りでも、もう働かなくてもよくなってしまったトレーダーもいて、それに影響されてアルトコイン投資を始める方も多いです。
ただ、あくまで実需のないバブルです。
レイトマジョリティ―が欲に目がくらんで大金をかけると、一気に相場が崩れて大損失を被る可能性もあります。
それは、仮想通貨投資の健全な発展の阻害にさえなります。
なにより皆さんの大事な資産が一気に失われてしまう可能性も十分あります。
リターンが高いということはそれだけリスクも高いということです。
まだまだ規制の少ない分野だからこそ、自己責任が問われます。
十分気をつけて下さい。
では今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
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Source: ビットフライヤー
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