現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円「急落!原因はあの兄弟?」

こんにちは。国府勇太です。

今週(3月13日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。 
では、さっそく日足チャートを見てみましょう。

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先週を一言で表すと「調整の下げ!」です。

今週は軟調な動きでした。

週オープン3月6日(月)に147,950円でスタートしたビットコイン円。
翌日7日(火)、8日(水)に続けて大きく下げて14万円を割れる展開に。

そして、10日(金)には急落。13万円を割り一時安値128,431円をつけました。

原因は10日、ウィンクルボス兄弟が申請していたビットコイン価格に連動するETF(上場投資信託)をアメリカ当局が承認しなかったことです。
ウィンクルボス兄弟といえば、あのFacebookマーク・ザッカーバーグ氏を訴え巨額のお金を得た、映画「ソーシャルネットワーク」でもお馴染みの人物です。

このニュースで大きく売られたビットコインですが、その後はしっかり戻しています。

次に、フィアットのドル円の動きも見ておきましょう。

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ドル円は、上値が重い展開です。
金曜の雇用統計に向け、期待が高まり上昇しました(途中水曜のADPの結果もものすごく良かった)。
そして金曜、雇用統計の結果は決して悪くはなかったものの、もともとの期待が高すぎたせいで下落し、115円を再び割っています。

今週は世界中が注目するFOMCがあり、そこでアメリカは利上げをする予定です。
すでに利上げは織り込み済みですが、この決定が世界のマーケットにどのような影響を与えるのか注視する必要はあります。

今週の見通し

単純移動平均線(SMA)をプロットしてみましょう。

パラメーター(設定値)は
短期線:7
中期線:35
長期線:105
です。

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注目は先週の下げ。
この場面で中期線がしっかりサポートしています。

しっかり押し目を待っていた方には絶好の押し目となったのではないでしょうか。

同じロングという見通しでも、こういったポイントをしっかり拾えた人はパフォーマンスが全然違います。

今後も見通しはかわらず上。

しっかり戻したので、このまま15万円を再び超えられるかに注目しています。

では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。

【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。

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Source: ビットフライヤー

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