こんにちは。国府勇太です。
今週(3月6日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「とうとう15万円をつけた!」です。
週オープン2月27日(月)に134,828円でスタートをしたビットコイン円。
今週も堅調な動きでした。
平日はすべて陽線で、週末3日(金)には大台15万円をつけるしっかりとした展開でした。
その後、土日に少しポジション調整の動きが入って147,950円でクローズしました。
ディーラーとしての率直な感想として「ビットコインは強いな」と思わせる展開でした。
次に、フィアットのドル円の動きも見ておきましょう。

ドル円は、木曜までは「利上げ期待」で上昇した一週間でした。
そして、3日(金)には今週一番のイベントであるイエレン議長の発言がありました。
これがマーケットの想定通りのタカ派な内容(3月の利上げと年3回の利上げ)でしたが、マーケットの反応は意外と薄く、
結局115円の大台は突破できずに逆に下がっています。
「期待」であれだけ買われたのに「事実(イエレン発言)」ではパッとしないという展開でした。
まだまだ今後の動きも不透明です。
それと比較するとビットコイン円はかなり素直な動きをしています。
今週の見通し
では、SMA(単純移動平均線)をプロットしてみましょう。
パラメーターは以下です。
単純移動平均線(SMA)をプロットしてみましょう。
パラメーター(設定値)は
短期線:7
中期線:35
長期線:105
です。

先週、「短期線がしっかりサポートしているのでこれを目安にトレード」といいましたが、この短期線、まだまだ有効です。
テクニカル的には素直な相場(素直すぎて怖い)です。
今週も短期の方は変わらず短期線を目安にトレード、中長期の方は中期線や節目の14万円の押し目をしっかり待ちましょう。
前回高値の152,232円は目前です。これをしっかり抜けることができれば、上に目安となるものはなく、一気に伸びることも考えられます。
こういった上昇相場では、保有コストがパフォーマンスを大きく左右します。
見通しはロングで合っていても「保有コストを徹底して意識している人」と「そうでない人」で資産の伸びがかなり違います。
見通しがあっていても、100万円の資産を105万円にしかできない人と、1,000万円にできる人がいます。
その差は保有コストです。パフォーマンスがいい人は相場のノイズをとてもうまく利用しています。
イメージは「スーパーでなるべく安く生鮮食品を買う」です。
なるべく良いレートでビットコインをつかみましょう。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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Source: ビットフライヤー
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