【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(9月4日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週から今週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「大台を超えた後の急落」です。
8月28日(月)に477,192円でスタートしたビットコイン円。
29日(火)にはとうとう大台を超え、その後もしっかり上昇し9月2日には高値566,350円をつけました。
今週は、平日はすべて陽線という堅調な動きでした。
しかしその後週末には急落。一気に50万円直前まで下げました。
週明けの4日(月)、さらなるもう一段の下げでとうとう50万円割れ、続く5日(火)も安値450,000円と急落しています。
この急落、中国の中央銀行(中国人民銀行)がICOを違法とし関連する資金調達活動すべてを即自するように通告したことがファンダメンタルズ要因として挙げられています。
ICOが既存の金融システムへの影響が甚大だという判断です。
中国当局が脅威に感じるほど仮想通貨のICOというのはすごいポテンシャルを持っているということですね。
もともと50万円という大台まで急速なペースで挙げていたので一服感からのテクニカル的な利食い売りと見ることもできます。こういった急落は以前からブログでも指摘していました。
ちなみにフィアット(ドル円)の動きは以下です。

お騒がせの「あの国」に振り回された1週間でした。
為替マーケットは29日(火)の早朝、大きく動きました。
原因は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、北海道の上空を通過したニュースによるものです。
日本ではJアラート(全国瞬時警報システム)が作動し、朝から大騒ぎとなりました。
このニュースを受け、円高が進み108.26円まで下落しましたがその後は反発しています。
■今週の見通し
SMAをプロットしてみましょう。
パラメータは以下です。
短期線:21
長期線:105

やはり注目は短期線です。
月曜時点で、今回の下落でもやはり短期線近辺が意識されています(足では割っているが実体では持ちこたえている)。
スイングでは見通しはロングです。
こういった急落は押し目を待っているトレーダーには願ってもないチャンスです。
しっかり安いコストで買っていきたいです。
では今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
Source: ビットフライヤー
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