ビットコイン週間概況-11/3~11/9

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(11/9終値) 833,125円 7,343.22米ドル
時価総額 138,901億円 1,224億米ドル
11/3~11/9の4本値
始値 高値 安値 終値
807,407円 874,000円 781,425円 833,125円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
11/3 ~ 11/9 1,576,341,932,685
10/27 ~ 11/2 1,131,907,437,798 28.2%
10/20 ~ 10/26 1,079,956,467,704 4.6%
10/13 ~ 10/19 1,065,990,412,176 1.3%

週間概況と最近の話題

bitflyer-btcjpy-11月15日-2017-20-39-5

 

急成長を遂げている仮想通貨であるBTCは、世界有数の米国先物取引所のCMEがBTC先物の上場を準備しているとの発表後、1,000ドル以上の急騰を示現した。この価格上昇には今週の水曜日にSegwit 2xがコミュニティ内でコンセンサスの欠如により実行されないとのアナウンスをしたことも影響している。当初は仮想通貨のBTCが二つに分裂しどちらが本当のBTCか分からなくなるのではとの懸念が投資家に不安をもたらしていたが、この発表後に価格上昇が続いた。

 

他のニュースとしては、BTCUSDの取引ペアの取引高がBTCJPYを6週間ぶりに追い抜いたことがある。木曜日の夕刻のBravenewcoinのサイトによると、取引シェアはBTCUSDが36.9%、一方BTCJPYは31.4%となっていた。これには前述のCMEのニュース発表後の週に、仮想通貨取引所において数百、数千の新規口座が開設されてことが背景にある。

 

米国のCMEやCBOE等の取引所が仮想通貨の商品を上場するとの発表は、伝統的なWall Streetの投資家達の信認と注目が仮想通貨自体に更に向き始めていることを示している。BTCは年初来600%の上昇を続け時価総額は1,200億ドルを超えており、仮想通貨全体の60%弱の市場シェアを占めている。本稿執筆時、全体の仮想通貨全体の時価総額は2,040億ドルとなっている。

 

BTCトレーディングデスクの開設を検討しているGoldman Sachs等の金融機関が存在していることもあり、BTCを含む仮想通貨全体は上昇を続けるだろう。また、急成長を続けている仮想通貨市場での投資機会を狙っている最近設立された70を超えるヘッジファンドの存在も影響している。Segwit 2xのハードフォークが中断されたことも下支えとなり、BTCは年末に掛けて百万円を超えるラリーを演じるであろう。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/11/9(基準日) 833,125円
2017/11/8(1日前) 848,878円 -15,753円 -1.86%
2017/11/2(1週間前) 807,899円 25,226円 3.12%
2017/10/9(1ヶ月前) 517,777円 315,348円 60.90%
2017/8/9(3ヶ月前) 362,721円 470,404円 129.69%
2017/5/9(6ヶ月前) 208,725円 624,400 299.15%
2016/11/9(12ヶ月前) 76,128円 756,997円 994.37%

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー

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