アメリカの仮想通貨取引所Geminiが、日本と韓国にサービスを拡大することを現地時間11月7日にアナウンスした。
Facebookの創業者と訴訟問題を起こしたウィンクルボス兄弟による取引所
Geminiはキャメロン・ウィンクルボス、タイラー・ウィンクルボスという双子の兄弟が2015年にローンチした仮想通貨取引所だ。ウィンクルボス兄弟は、Facebookの創業者であるマーク・ザッカ―バーグへの訴訟問題で有名になり、その後兄弟はウォール街でベンチャーキャピタルを設立し、投資家として2013年からビットコイン業界に進出した、いわば業界の著名人といえる。
提供するのはBTC/USD、ETH/USD、ETH/BTCの3ペアとオークション
Geminiが日本と韓国のユーザーに提供するのは、ビットコイン/米ドル、イーサリアム/米ドル、イーサリアム/ビットコインの現物取引。Geminiのホームページでは、ユーザーの利用する日本もしくは韓国の銀行からの電信送金(wire transfer)についてもサポートするが、通貨の両替手数料に注意してほしいと呼び掛けている。また、両国内のユーザーはGeminiが提供するビットコインのオークションに参加することができる。
東アジアへの進出は“次世代の仮想通貨取引へのマイルストーン”
Geminiはホームページで、日本と韓国におけるビットコインやその他の仮想通貨の可能性について触れ、両国へのサービス拡大はGeminiにおける「次世代の仮想通貨取引へのマイルストーンだ」と表現している。
Geminiは昨年2015年初頭からローンチしたまだ新しい取引所で、現在のBTC/USDの取引量は一日およそ3,700BTC(本稿作成時点、Coinhills調べ)と決して大きなものではないが、ビットコインのETF(上場投資信託)に取り組むなどの活動とウィンクルボス兄弟が創設した取引所ということで注目を集めてきていた。
アメリカの仮想通貨取引所Gemini、日本にサービス拡大はCoinPortalで公開された投稿です。
Source: Coin Portal
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