【ロンドン市場】ドル円が節目の115円台に乗せる、2月10日以来

 9日のロンドン市場は、ドル円が節目となる115円台に乗せている。序盤は様子見ムードが広がった。ドル円は114.40-50近辺での揉み合いが続いた。日本時間午後8時台からにわかに買いが強まり115円手前での攻防戦を経て115円台に乗せた。一時115.16レベルと2月10日以来の高値水準となった。その後も大きな反落はみられず底堅い値動きとなっている。

 序盤は資源国通貨買いが先行。ドル円上昇を後押しした。NY原油先物が51ドル台半ばへと一時上昇。10日に開催されるOPECと非加盟国の会合への期待がひろがっているもよう。豪ドル円は85円台前半から、カナダ円は86円台後半からジリ高の動きが継続。ドル円が115円乗せとなる動きに、豪ドル円は86円台乗せ、カナダ円は87円台前半へと高値を伸ばしている。

 ユーロドルは1.06ちょうど付近での揉み合いが続いたあと、再び1.05台へと下落。前日のECB理事会を受けた売りが再燃している。一時1.0555近辺まで下落。週明けにつけた1.0506レベルの安値水準が視野に入る。ドル買い圧力としてドル円の上昇を支えた面もあったようだ。ユーロ円は121円台後半へとジリ高。

 ポンドは比較的堅調。対ユーロでの買い圧力がみられ、ポンドドルの下げは序盤の1.2550近辺までに留まり、その後は1.26台に乗せる場面もあった。ポンド円は144円挟みの水準から一時145円台をつけた。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です