【東京市場】101円台前半の上値の重さを嫌気、円買い優勢へ

 東京外為市場終盤は、買い優勢となっている。午前中は、ゴトウビ要因などから、円売りが先行し、その流れがドル買いに転じたことから、ドル円は101円台前半に上昇。ただ、中盤以降、同水準で上値が重くなると、終盤は円買いに転じ、100円台後半に軟化している。
    
 ドル円は、100円台後半で推移している。序盤は、今日が実質的にゴトウビにあたることから、ドル需要が高まり、100円台後半から101円台前半に上昇した。その後、一時、地合いを緩めたが、徐々にドル買い意欲が高まり、中盤には、101.24まで水準を引き上げ。ただ、同水準で上値を抑えられると、午後1時過ぎから、徐々に円買い優勢に転じ、終盤には100円台後半に沈んだ。
               
ユーロ円は、112円台後半で取引されている。ドル円と同様に、序盤は買いが先行し、112円台後半から仲値決定後には113.44まで水準を引き上げた。中盤に入ると、113円台前半でのもみ合いとなった。だが、午後に入ると、同水準での上値の重さを嫌気して、売り物がちの展開となり、112円台後半に軟化し、午前中の上昇を帳消しにし、往って来いの展開となっている。
      
 ユーロドルは、1.11ドル台後半で取引されている。序盤は、ユーロ円の上昇に追随して、1.12ドル台前半で強もち合いとなった。だが、中盤以降は、ユーロ独自の材料が見当たらないなか、徐々に地合いを緩めて、1.11ドル台後半で弱もち合いとなっている。なお、きょうここまでのレンジは、1.1194~1.1212とわずか18ポイントしかなく、閑散な取引となっている。
  
 日経平均は反落。終値は前営業日比53.60円安の1万6754.02円となった。
   
 午後3時18分現在では、ドル・円は1ドル=100.85円前後、ユーロ・円は1ユーロ=112.97円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1202ドル前後で取引されている。

みんかぶ「KlugFX」東京
Source: klug

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