週明け14日の東京外国為替市場は、ドル買いがさらに強まる展開となっている。
米株高への好感などから週明けドル買いが優勢となって始まった14日の東京外国為替市場。上値抵抗水準として意識されていた107円を午前中に抜け、ストップロスの会を巻き込んで上値進行が加速。
107円台半ば超えまで一気に上昇した後、高値圏でもみ合う動きを続けてきた。
さらに、終盤になって再びドル買いが強まり、直近高値を超えて107円60銭台まで上値を伸ばす展開となっている。
トランプ氏の打ち出す経済政策、いわゆるトランポノミクスを期待したドル買いに加え、日経平均の上昇幅が300円を超えるなど世界的に株高が進行していることを好感した円売りが、ドル円の上昇を支えている。
高値警戒感はあるものの、押し目が鈍く、午前の高値をつけてからの戻しが107円30銭で止められるなど、下値しっかり感が強いことから、買い遅れた投機筋からの買いが高値圏からも入る展開に。
ユーロ円は、対ドルでのユーロ売りに頭を抑えられているものの、基調はしっかりで116円を回復する動きとなっている。
ユーロドルは1.07台へ下落。トランプリスクによる一時的なドル売りに際して、
ドルの逃避先として買われた反動が出ている。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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