【東京市場】通商問題なども意識ドル安円高、スイス売りも一時強まる

 28日の東京外国為替市場でドル円は111円を割り込む動きを見せた。
 NY市場でムニューシン財務長官による為替操作国に対する実際の介入の可能性に言及したことで大きくドル安円高が進んだ後、いったん値を戻す格好で111円30銭近辺まで戻して朝の取引を迎えた。
 東京勢の本格参加後は再びのドル安円高。米国産冷凍牛肉の関税引き上げ(セーフガード)の報道などもドル安円高に寄与し、111円割れまで下落。
 その後は安値圏でもみ合った。
 今晩の米第2四半期GDP発表などを控え、突っ込んだ売りにも慎重な姿勢が見られ、安値圏での売りは控えられた。

 その他目立ったのがスイスの売り。ドルスイス、ユーロスイスで一気にスイス売りが広がった。ユーロスイスは2015年1月のユーロスイスでの中銀介入水準撤廃以来のスイス安圏。スイス中銀の緩和政策長期化見通しなどがスイス売りに。

みんかぶ「KlugFX」山岡

Source: klug

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