日経平均が一時600円超の下げまで大きく値を落としたこともあり、リスク回避の円高が進行し、ドル円は一時、2月16日以来の105円台まで値を落とした。
105円台では買いが入り、後場に入って下げ幅が縮んだこともあり、106円台での推移が続く展開に。もっとも戻りが鈍く、頭の重さは継続して一時もみあい。
午後1時から始まった黒田日銀総裁の衆議院議院運営委員会での所信聴取では、これまでの主張を踏襲する丁寧な発言が目立ったが、午後3時前に出口戦略について19年度頃検討していることには間違いないと発言。発言を受けて一気に円高が進行し、ドル円はその日の安値を割り込んで105円70銭台に。500円弱まで下げ幅が縮まっていた日経平均が100円ほど値を落とすなど、株安円高の動きに。
ユーロドルは1.22台後半でもみ合い。1.21台半ば近くまで下げた後、1.22台後半まで戻した流れが継続。午後に直近高値を超えて1.2288を付ける動きを見せた。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug
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