5日の東京市場でドル円は朝方に110円90銭台まで上昇する場面が見られた。前日のNY市場朝に110円27銭まで値を落とした後、株式市場の堅調さや米債利回りの回復などにドルの買い戻しが強まった流れが継続し、いったん上値を試した格好。
しかし、111円手前に売りが入っており、頭を抑えられると、その後はじりじりとドル売り円高が進む展開に。
朝方の北朝鮮による弾道ミサイルの可能性がある飛翔体発射の報道を受けて、リスク警戒感が広がり、円買いが入った格好。
海外市場での株高を受けてプラス圏で推移していた日経平均がマイナス圏に転じたことも円買いを誘った。
その後は、日経平均が再びプラスに転じるなど、リスク警戒の動きが落ち着き、ドル円も110円70銭台に値を戻した。
欧州通貨は対米ドルでほぼ膠着。ユーロは先週までの下げが一服したものの、買い戻すだけの勢いに欠けた。
豪ドル円はいったん下落も買い戻しが入った。北朝鮮リスクなどを意識して豪ドル円は83円80銭近辺から83円50銭台値を落としていたが、昨日値を落としていた南アランドやトルコリラなど新興国通貨に買戻しの動きが入るなかで、豪ドル円にも買い戻しが入り、朝と同水準に。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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