29日の東京市場。早朝の北朝鮮による日本上空を通過しての襟裳岬東1180キロ地点の太平洋上へのミサイル発射に絡んで、一気にドル安円高が進行した後、値を戻す展開となった。
ミサイル発射前まで109円台前半で推移していたドル円は、発射を受けて一気に108円台。さらに売りが止まらず108円30銭台まで値を崩した。発射方向の予告や飛行禁止区域の設定などを行わない突然の発射に警戒感が広がった格好。
NYがほぼ引け、アジア勢が本格参加前という取引が少ない時間帯ということも、動きを強める格好となった。
もっとも東京勢を含めアジア勢が本格参加してきて、ドル円は値を戻す展開に。108円台半ばを回復し、108円90銭台まで値を戻す場面が見られた。109円手前が重く、その後はもみあいも108円台後半での推移が続いた。
ドル円以上に動いたのが豪ドル。リスク感応度が高い同通貨は対円だけでなく対ドルでも売りが出たことで、豪ドル円は87円台から85円台後半まで1円以上も急落。ドル円同様にその後は値を戻したが、86円台前半推移と戻り切れず。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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