【東京市場】円高の動き強まる。動き一服後はもみ合い。

 朝方にドル安円高の動きが広がった。

 前日のNY市場でロシア空港で黒煙騒ぎをきっかけに節目と見られた110円を割り込むと、その後は109円台後半が重く成る展開となった。
 東京朝も上値の重さが嫌気され、109円50銭割れのストップロス注文を試しに行く展開に。北朝鮮リスクへの警戒感も、ドル円の重石となった。

 朝方の下値トライが一服すると、その後は安値圏もみ合い。
 109円台後半が重く、戻りが鈍いものの、下値を売る動きにも慎重な姿勢が見られた。
 朝方下がっていた米債利回りが、午後に入って持ち直してきたことも、ドル円の下値を支えた。

 ユーロ円などクロス円も朝方軒並みの円高で、リスク警戒感の高まりを意識させる展開に。
 ユーロは対ドルでも売りが出て一時1.06割れまで。仏大統領選で急進左派のメランション氏の支持率が急速に上昇しており、極右ルペン氏とメランション氏による決選投票という可能性が出てきたことがユーロの大きな重石となっている。もっとも午後に入るとユーロドルは買戻しが入る展開。1.06割れでの売りが続かず、ポジション調整に。

 日経平均は朝から大幅安で、一時12月7日以来の18500円割れまで。引けにかけては少し戻し方、200円近い下げで取引を終えた。

みんかぶ「klugFX」山岡和雅

Source: klug

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