【東京市場】ドル安傾向継続も、後場は動き落ち着く

 17日の東京市場で、ドル円は109円67銭を一時付けるなど、ドル安が優勢な展開となった。
 前日のNY市場でトランプ大統領が企業経営者などがメンバーとなる製造業諮問委員会と戦略・政策フォーラムという二つの組織を解散。政治リスクが強まったことでドル売りが入ったことに加え、午後に公表されたFOMCの議事録でインフレ鈍化について懸念している姿勢が示され、鈍化傾向の長期化見通しが強まったことで、ドル売りが加速した流れが東京市場でも継続した。

 朝方にポイントとなった110円を割り込み、売りが強まる展開が見られたが、109円60銭台を付けた後は、少し値を戻し、午後はもみ合いに終始。
 米景気への信頼感が強い中、安値での売りには慎重姿勢が見られた。

 7月の雇用者数が予想を上回ったものの、正規雇用が減少していたことを嫌気し、瞬間売りが出た豪ドルは、値を戻した後もみ合いに。正規雇用の減少は悪材料も、ここ二回の強い数字の反動という見方から、突っ込んだ豪ドル売りが押さえられた。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug

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