【ロンドン市場】ユーロ振幅交えて上昇、ドル円の動意は薄い

 ロンドン市場ではユーロが振幅を交えて買いが優勢となった。
 朝方はドル安への警戒感もあってユーロドルで上昇。米税制改革法案について、今日採決の下院に対しては確実視されているものの、明日採決の上院については、造反者が1名までしか許容されないこともあり、一部で警戒感が出てのユーロ買いドル売りに。
 1.18を超えて上昇期待からのユーロ買いも見られた。
 その後いったんユーロは調整に。ユーロドルは1.1820近くから大台を割り込み1.1790近辺へ。
 1.18台の重さを意識したほか、欧州株のいまいち冴えない動きなどに利益確定の動き。Ifo景況感指数が予想を下回ったことも、ユーロの調整を誘った。
 しかし、調整一服後は再びのユーロ買い。対円でもユーロがしっかりの展開に。

 ドル円はもみ合いが続いた。動意が見られず、東京市場に続いて112円60銭近辺での推移が続いている。
 
 ブレグジット交渉への警戒感などから頭が重いポンドは、下げ渋り。一時1.33台半ば手前まで値を落とすも、堅調なユーロ動向などが支えとなりいったん切り返し。
 その後再びのポンド売りも、ロンドン午前の安値までは届かず。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug

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