【東京市場】ドル円は高値もみ合いも、円安は神経質さの裏返しか

 30日の東京市場でドル円は109円後半で推移した。前日のニューヨーク市場の高値水準でもみ合っている。

 北朝鮮向けの原油輸出禁止が追加制裁として視野入りするなか、朝鮮半島有事は引き続き意識されているものの、日本にミサイルが着弾した場合の円相場の反応を見通すことはできず、ドル円の値動きはかなり神経質になっている。

 ユーロドルは1.19ドル後半でもみ合い。昨日の上方向への派手な往来で上値が重くなりつつあるようだ。

 ユーロ円は年初来高値を更新後に上げ一服で131円台前半。ポンド円は141円後半、NZドル円は79円後半で取引され、ニューヨーク終値水準で横ばい。ウィーラーNZ中銀総裁がNZドル高をけん制したものの、NZドル売りは一時的だった。NZドル/ドルは0.7277ドル付近まで小高く推移した。

 豪ドル/ドルは0.80ドルちょうど付近に迫った。豪ドル円は87.82円付近まで上昇。発表された4-6月期の豪建設工事完了推定額は前期比9.3%増となり、2014年以降の減少基調が転換した。この推定額は来週発表される豪国内総生産(GDP)の先行指標で、豪景気の加速期待を高めた。

みんかぶ「KlugFX」

Source: klug

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