9日の東京市場でドル円は110円台前半に乗せ、しっかりとした展開となった。
前日のNY市場でのコミー前FBI長官の議会証言をうけて、ドル買いの流れが強まった。
市場では今回の議会証言では決定打にならず、今回の疑惑が一服するとの見通しが強い。
また、日本株の堅調地合いもドル買い円売りに寄与。米企業の買収関連の報道を好感したソフトバンク株の上昇が全体を支えた。
一方不安定な動きを見せたのはポンド。午前6時に投票が締め切られた英総選挙は、保守党が第一党を保持も、単独過半数を確保できず、ハングパーラメントの状況に。ポンド売りが一気に広がる形となった。締め切り直後の出口調査報道で売りが出たポンドは、その後少し値を戻す場面も見られたが、戻り切れず、出口調査報道直後の安値を一時割り込むなど軟調地合い。メイ首相が責任を取って辞任するなどの見通しがポンドの重石に。
みんかぶ「KlugFX」山岡
Source: klug
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