【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(6月5日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「しっかり回復!」です。
週オープン29日(月)に265,257円でスタートしたビットコイン円。
30日(火)には陰線をつけるも254,376円と25万円割れは回避しました。
そして、その後はしっかり上昇し、4日(日)に285,962円でクローズしました。
なお、その後5日(月)には再び30万円に到達しています。
フィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

先週は軟調(下落傾向ということ)な展開。
特に週末の雇用統計の結果が悪かったこと(NFP予想182Kに対し結果が138K)を受けて大きく円高となりました。
今週さらに下落の流れが進んで110円を割れています。
■今週の見通し
先週の記事でも言っていますが基本は「押し目買い」と考えています。
ショート振ったり、買ったり、付け焼き刃のトレード手法を試したりと、いろいろな方法でトレードする方もいますが、結局ビットコイン円のこの相場は「いかに押し目を拾えるか」が重要なポイントだと考えています。
前回しっかり買えていた人は利益が出ているはずです。
では、次の押し目はどこか?
ボリンジャーバンドというテクニカル分析をプロットしてみるとヒントがあります。
ボリンジャーバンドとは、ざっくり説明すると変動率(ボラティリティ)を視覚化したものです。
今回はそのバンドの中でも、σ(シグマ)1を表示させてみます。

一般的にこの「+1σと−1σで構成されるバンド」をはみ出たら、それは「相場の行き過ぎ」を指します。
見ると前回、大きくさげた時にちょうど−1σの線に接しています。
こういったポイントは今後も押し目のポイントになります。
相場が上がっていく中でこういった押し目を待つのはかなり忍耐力が必要です。
ただ、ボラティリティの高いビットコインです。
待てばチャンスはまた来ることが多いです。そこまで待てればいいコストでロングを持つことができます。
個人的に30万円超えのラインはまだまだ高すぎる水準と考えています。
(テクニカル的にしっかり何度も反発したあとならまた異なりますが)
周りの熱狂の渦にのまれて高値で掴むことがないよう注意して下さい。
では、今週もリスク管理に気をつけて頑張りましょう。
Source: ビットフライヤー
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