【東京市場】ドル円しっかり、オセアニア通貨買いも目立つ

 5日の東京市場でドル円は112円台半ばでのもみ合いから112円60銭台まで。NY市場でポジション調整などに押されて113円台から112円台前半に値を落として朝の取引を迎え、少し買戻しが入ったものの、上値は限定的となっている。
 米税制改革への期待感がドルを支えているが、113円台での売り意欲を確認したことで、頭の重い展開に。
 ユーロやポンドなども小動き。

 やや動きが目立つのがオセアニア通貨。
 豪ドルは9時半に発表された第3四半期小売売上高が予想を上回る好結果となり、豪ドル買いが進行。対ドルで0.76近辺から0.7640台へ上昇。対円でも85円だ半ば近くから86円近辺へ上昇を見せた。
 12時半に発表された豪中銀金融政策は、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートが事前見込み通り現状維持(1.50%)。声明もこれまでと大きな変化がなく、無事に通過した。発表直後の振幅を経て、やや豪ドル買いで反応。イベントクリアで朝の小売売上高を受けての豪ドル買いが再開という流れも。豪ドル円は86円台にしっかりと乗せてきた。

 NZドルはスペンサー中銀総裁代行がインフレ目標を柔軟にすると発表し、買いを誘った。通貨の信認が重要との発言もあり、こちらもNZドル買いに。豪ドルの大きな上昇も連れ高を誘っており、対ドルで0.68台半ば近辺での推移していたオセアニア市場の水準から0.69台への上昇している。

minkabuPRESS編集部 山岡
Source: klug

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