週明け3日の東京外国為替市場でドル円は112円台半ばを超える堅調な展開となった。
早朝のオセアニア市場は円高でスタートした。週末の都議選で自民党が敗北したことが、安定政権への期待が強い市場の警戒感を誘った。
111円91銭まで下げたドル円は、東京勢の参加を受けて買戻しが優勢に。選挙結果による政権基盤への影響は小さいとの見方が広がり、前日の海外市場で見られたリスク選好の動きが回復。
一部では今回の敗戦を受けて経済政策により力を入れていくとの期待感も見られ、ドル高円安に寄与。
午後に入って米債利回りの上昇もあって112円台半ばを超えるところまで買いが進む展開が見られた。
ドルは一時全面高傾向となり、ユーロドルやポンドドルは下落。ポンドは1.30を割り込んで売りが強まる場面が見られた。ユーロドルは1.14台を維持したことで、その後買戻しが入る展開に。
対ドルを中心にした動きが目立ち、クロス円はユーロ円を除き蚊帳の外。ユーロ円はしっかり。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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