クリントン大統領候補に大きな逆風となっていた米連邦捜査局(FBI)によるメー
ル問題の再捜査について、7日早朝(現地時間6日)にFBI長官が「7月に決めた訴追
を求めないとの方針に変更はない」と発言。これによりクリントン氏が大統領になる可
能性が強まったとして、ドル買いが一気に進んでいる。
直近の世論調査を元にした選挙人獲得予想では、クリントン氏の優勢が伝えられてい
る。トランプ氏が逆転する要因となりえたメール問題が、FBI長官の発言で収束した
ことで、クリントン氏優位の流れが崩れる可能性は少ないとの見方が広がった形。
前週末103円台前半で取引を終えたドル円は、週明けのオセアニア市場で104円
台半ば近くまで上昇。ポジション調整などで103円台後半に値を落とす場面も見られ
たが、海外勢の本格参加を前に再びドル買いの勢いが強まり、早朝の高値を超えて10
4円50銭台まで一時上値を試す展開となっている。
ユーロ円は、115円台後半まで上昇。朝方のドル買いでは、ユーロドルでのユーロ
売りドル買いが目立ったこともあり、115円を挟んで神経質な振幅が見られた。しか
し、その後は世界的なリスク警戒感の後退による円売りが優勢となった。
Source: klug
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