現地時間12日に行われたアラバマ州連邦上院補欠選挙は、日本時間午前10時から開票が行われ、接戦の末、民主党候補であるジョーンズ氏が当選した。
今年2月に共和党のセッションズ議員が司法長官に就任するために辞任した後を受けてのもので、その後共和党のストレンジ氏が暫定で議員となっていたが、今回の補欠選挙で民主党が議席を得ることとなった。同州はここ20年共和党が独占する保守的な州でであったが、ロア候補の未成年とのわいせつ疑惑で一気に支持が離れ、厳しい結果に。これにより上院の勢力は共和党51対民主党49となり、税制改革・インフラ整備などで共和党の一部が反対に回っている状況での法案成立が厳しくなったとして株安ドル安が強まった。
今晩のFOMC発表を前に113円台半ばでもみ合っていたドル円は、開票作業で接戦が伝えられると、頭が重くなり、終盤にジョーンズ氏がリードを奪って、当選確実が報じられると、113円13銭近辺まで下落。その後は少し値を戻したが、いったんはドル売り優勢となった。
ユーロドルが1.1740近辺から1.1760台を付けるなど、全般にドル安季調も影響は限定的に。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug
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