【ロンドン市場】小動き、クリスマス休暇ムード続く

 27日のロンドン市場は、総じて小動き。きょうも英国やアイルランド市場はクリスマス関連の祝日で休場となっている。休暇明けで取引を開始した欧州大陸勢も積極的な売買は手控えている。

 そのなかではリスク動向はまずまずの取引開始となっている。欧州大陸の株式市場は小幅高で取引されており、NY原油先物は時間外取引で53ドル台乗せと堅調。一部報道で伊モンテ・パスキ銀の資本不足額が拡大していると伝わっているが、同行株は支援の行方を見極めたいとして取引が停止されており、市場にとっては手掛かり難となっている。

 為替市場は概して小動きだが、ややドル買い方向への動きをみせている。ポンドドルが1.2270-80レベルから1.2240台へと軟化。対円や対ユーロでも売りが優勢になっている。本格的な値動きとはなっていないが、クリスマス休暇前のポンド売り・ユーロ買いの流れは残っているようだ。

 ユーロドルは1.04台半ばでの小幅の振幅。1.0440-1.0455レベルでの取引に留まっており、東京午前からのレンジ内での推移。ドル円は117.40レベルへと小高い。ただ、東京市場からの高値117.46レベルには届かず、こちらもロンドン市場では20銭程度の小動きとなっている。

 この時間帯には目立った経済指標の発表はなく、NY市場でのS&Pケースシラー住宅価格(10月)やコンファレンスボード消費者信頼感指数(12月)などの米経済指標待ちとなっている。また、NY株式市場でダウ平均が再び2万ドルを試すのかどうかも注目されそうだ。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

Source: klug

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