【ロンドン市場】ドル円もみ合い、ポンドは雇用統計受けて調整

 13日のロンドン市場でドル円は110円ばさみのもみ合いとなった。
欧州株式市場がマイナス圏で始まったこともあり、朝方は調整の動きが優勢となり、ドル円は110円を割り込む動きが見られた。
 前日の上昇の勢いがあったことで、高値警戒感の動きが見られたことも、朝方の調整につながった。

 もっとも、109円台では買いが入る流れで、下げ渋りの展開。ドル円は110円台を回復する動きに。とはいえ、上値を再びトライするだけの勢いもなく、110円を挟んでのレンジ取引に終始した。

 動きが見られたのがポンド。

 17時半の英雇用統計、失業率は予想を下回る好結果、雇用者数も予想を超える増加となったが、物価と絡んで注目度の高い週平均賃金が予想を下回り、ポンド売りに。
 12日の英消費者物価指数の強さを受けて、英国の年内の利上げ期待が広がっていたところだけに、そうした期待に水を差す弱い数字に、ポンド売りが強まった。
 ポンドドルは1.33台前半から1.3250台まで一時値を落とし、その後も1.32台後半での推移。
 
 ユーロドルは1.19台後半での値動き。朝方のドル安の動きに1.1990近辺まで上昇も、1.20台の回復はならず、その後ポンドドルの売りに1.1960台まで下落も、下げは限定的。

みんかぶ「KLugFX」山岡和雅
Source: klug

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