【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(5月22日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
先週を一言で表すと「勢いは健在!30万円は目前!」です。
週オープン15日(月)に20万円超えの212,201円でスタートしたビットコイン円。
20万円を超えても、堅調な勢いは健在でした。
週を通してしっかり上げ、そして週末20日(土)に上げが加速。
一気に高値297,971円となり、30万円目前となりました。
(※記事執筆後、5月23日に30万円にタッチしました。)
すごい勢いですね。
僕の周りのビットコイン関連の人も皆さん全体的に雰囲気が明るいです。
ちなみに、フィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。
先週のドル円は、連邦捜査に介入した疑いで(「ロシアゲート」と呼ばれています)、トランプ大統領が弾劾されるとの懸念が浮上し、リスクオフの動きが加速しました。この動きで一時110円前半まで下げています。
なお、その後落ち着きを見せ反発しています。
今週の見通しは?
SMA(単純移動平均線)をプロットしてみましょう。 パラメーターは以下です。
短期線(白):25日
中期線(赤):75日
長期線(黄):200日

SMA3本ともしっかり上向いており、テクニカル的には上昇トレンド継続を示しています。
短期戦(25SMA)に近づいたところが押し目のポイントです。
見通しは変わらずロングです。
とはいえ、過熱感は否めません。
中長期でのバイ・アンド・ホールドを考えている人は焦ってエントリーする場面ではありません。
じっくり押し目をつけるのを待ちましょう。
ビットコインは変動がかなり大きいです。
過去にもしっかり待てればその分絶好のチャンスは巡ってきていました。
「待つことができる」というのも実力です。
最後に、やはり同じくというよりかなり過熱しているのがアルトコインです。
リップル(XRP)などはこの3ヶ月で60倍以上(0.65円→40円超え)になっています。
知人などからも「どうなの?」「やりたい」とよく言われます。
ただ、これらは明らかな過熱です。
「やらないと。今乗り遅れたらまずい!」と思うのが一番危険です。
為替のプロディーラーという立場からも皆さんには決して安易に薦められるような状態ではありません。
安易に「増えるかも」という下心で手を出すと大きな損を出してしまいます。
最近ブログなどでもしきりに薦める方が多いですが、十分注意して下さい。
僕自身、アルトコインがキライなわけでもなんでもありません。
もちろん、すでにこれらのアルトコインをリスクの大きい金融商品としてトレードしている方を批判したいわけでもありません。
甘い蜜に誘われれた初心者の方が覚悟もなく手を出し、とりかえしのつかない損をしてしまうことがあり得るので言及しています。
(一時のブームで初心者の多くが手を出して、結果損失を被ると業界全体のイメージ悪化にもつながりかねません。)
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードがんばりましょう。
Source: ビットフライヤー
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