【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
【免責事項】当サイトで提供しているビットコインの相場情報等のコンテンツは、執筆者の個人的見解に過ぎず、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社がその内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、かかる情報は、参考となる情報の提供を目的としたものにすぎず、仮想通貨に関して、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社は責任を負いません。
こんにちは。国府勇太です。
今週(8月28日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週から今週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「セグウィットで安定するビットコイン円」です。
週オープン8月21日(月)に449,300円でスタートしたビットコイン円。
続く22日(火)には大きな下ヒゲをつけ、395,921円の安値をつけました。
しかしその後は堅調でした。
大きなニュースとしては、24日(木)にセグウィット(Segwit)がアクティベートされました。
セグウィットをあっさり説明すると以下です。
もともとビットコインのブロックサイズは1Mバイトという制限があります。
この制限を変えずに実質的に容量を増やそうという動きが前からあり、それがようやく実現しました(そもそも1Mバイトという容量を増やすのはハードフォークといいます。それに対してセグウィットはソフトフォークとよばれます。)
具体的に1Mバイトというブロックサイズのデータ量は電子署名が結構なウエイトを占めていたのでそれをサイズのカウントから外すことにより実質的にビットコインのブロックサイズの容量が増えました。
今後、各ウォレットもSegwit対応になる予定です。
そんなニュースも受け、比較的安定した値動きでした。
大した見せ場もなく、40万円代後半で推移し、結局477,241円で週末クローズを迎えました。
ちなみにフィアット(ドル円)の動きは以下です。

正直、盛り上がらないマーケットです。
ジャクソンホールを睨んだ展開に終始しました。
イエレン議長が金融政策に関してなにかしら言及をするのではとの期待がマーケットにありましたが、結局フタを開けてみるとノータッチでした。これを受けてドル円が下落(ドル売り)しています。
■今週の見通し
SMAをプロットしてみましょう。
パラメータは以下です。
短期線:21
長期戦:105
このパラメーターはデフォルトのものとは異なります。
FXの場合、1週間が5日なので(土日はお休みなので)5の倍数であることが多いですが、ビットコインの場合は7日なので7の倍数でアレンジしています。

見ると、短期線、中期線は上向きです。
テクニカル的には見通しは上です。
そして、それぞれのラインでしっかりサポートがされています。
今後50万円の大台を超えるかに注目です。
それまではエントリーがしづらい展開が続きます。
抜けたら勢いづくのでしっかりのるのは戦略的にありです。
それまでは無理をせず様子見を推奨します。
では今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
Source: ビットフライヤー
コメントを残す