日本円 | 米ドル | |
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価格(1/26終値) | 104,300円 | 912.71米ドル |
時価総額 | 16,820億円 | 147億米ドル |
始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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101,960円 | 108,682円 | 101,000円 | 104,300円 |

週間概況と最近の話題
中国人民銀行(以下PBpC)による勧告に従い、中国の主なビットコイン取引所であるが取引手数料を導入したにも関わらず、ビットコイン価格は100,000円を上回る水準を維持しています。
PBoCは取引所に規制はかけないことを選択し、ビットコイン市場がどの様に展開するか様子見の姿勢を継続することにしました。PBoCによる国内取引所の観察について興味深い点は、上述した3つの主要な中国取引所(BTCC、OKCoin、Huboi)のみを観察していることで、その他の国内取引所とは携わっていないことです。つまり比較的小さい取引所はまだ取引手数料なしで稼働しているということです。これはBTCC、OkCoin、Huboiが市場シェアを失うことにつながるかもしれません。
取引手数料の導入以降、出来高の減少は当初予想されていたよりも急激であり、中国で高頻度の取引によってビットコイン市場が後押しされていた説を裏付けています。手数料導入後の初めの24時間で中国の取引所の合計出来高が80%以上減少した取引所もありました。さらに、多くのアルゴリズムトレーダーが他の取引所に戦略を適応させているため、この状況は変わるかもしれません。これにより出来高はさらに減少するかもしれず、次の数週間出来高の観察は興味深いものになります。しかし、まだ中国はビットコインの出来高操作に関しては、まだ有力なプレーヤーであることを念頭に入れておく必要があるでしょう。もう一つ意識するべき重要なことは取引所が価格を設定しても、ほとんどの出来高は相対取引で発生しているものであり、本当の取引高は明確に知られていません。
来週に目を向けて現在の状況を鑑みれば、通常よりも価格の動向を予想することが難しくなりました。過去数年間、中国のビットコイン取引高が相当支配的であったため中国の旧正月期間中、価格の動きは平たんなままでした。しかし、過去12か月間で、アメリカと日本両方で出来高の増加が見られ、、そしてインドなど新しい国で出来高の上昇が見られ始めました。従って、この期間中は今までの旧正月よりもボラティリティがあるはずです。
過去の価格との比較
日付 | 価格 | 価格差 | 変化率 |
---|---|---|---|
2017/1/26(基準日) | 104,300円 | ||
2017/1/25(1日前) | 102,000円 | 2,300円 | 2.25% |
2017/1/19(1週間前) | 101,960円 | 2,340円 | 2.30% |
2016/12/26(1ヶ月前) | 107,609円 | -3,309円 | -3.08% |
2016/10/26(3ヶ月前) | 70,265円 | 34,035円 | 48.44% |
2016/7/26(6ヶ月前) | 68,724円 | 35,576 | 51.77% |
2016/1/26(12ヶ月前) | 46,609円 | 57,691円 | 123.78% |
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【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。
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Source: ビットフライヤー
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