【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(9月18日の週)のビットコイン円の見通しを主に、テクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週から今週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「中国取引所問題で一気に急落!」です。
9月11日(月)に455,800円でスタートしたビットコイン円。
大きく動いたのは14日(木)です。
中国の大手取引所であるBTCチャイナが取引を停止したことにより、マーケットは大きく崩れました。
35万円をあっさり割れ、安値304,860円をつけました。
ただ、その後は大きく戻して再び40万円台を推移し、結局401,879円でクローズしました。
また今回の下げの要因として外銀(JPモルガン・チェース)のCEOが、「ビットコインは詐欺」だと否定的な発言をしたことも挙げられます。
ちなみにフィアット(ドル円)の動きは以下です。

先週のドル円は、大きく上昇しました。
先々週末に懸念していた北朝鮮のさらなる軍事的威嚇が行われず、安保理(国連安全保障理事会)が北朝鮮の制裁を決議したことによるリスク緩和からドル円は強烈に戻しました。
週末15日(金)の午前7時頃、北朝鮮が再びICBMを発射しましたが、影響は限定的で結局110.855円で週末クローズしました。
今週の見通しは?
SMAをプロットしてみましょう。
パラメータは以下です。
短期線:21
長期線:105

先週言及した105SMAを割るほどの下げでした。
結局こういったチャンスをしっかり拾えていたかが、パフォーマンスを大きく左右します。
上述のJPモルガン・チェースのCEOの発言もそうですが、こういった影響力のある人のビットコインに対する否定的な発言は、大きな押し目を作ってくれるキッカケになります。
過去2016年1月にもビットコインコア開発者のマイクハーンが、「ビットコインは失敗だ」と述べたことで大きな押し目をつくり、結局そこが買い場となっています。
105SMAから大きく戻した今は、少し難しいポイントです。
スイングトレードなら40万円を損切りラインに、ロングポジションを持つのもありです。
長期的な見通しは、ロングで変更ありません。
では今週もリスク管理に気をつけて、がんばりましょう。
Source: ビットフライヤー
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