ビットコイン週間概況‐9/30~10/6

日本円 米ドル
価格(10/6終値) 63,883円 614.64米ドル
時価総額 10,167億円 98億米ドル
9/30~10/6の4本値
始値 高値 安値 終値
61,342円 63,919円 61,082円 63,883円
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週間概況と最近の話題

ビットコインの価格は予想より大分早く対照的なチャートパターンから脱しました。脱した後、JPY63,000を超えるまで上がり続けました。多くの市場参加者がドイツ銀行問題を見て次のリーマンショックを引き起こすかどうか考えているため、ビットコインは少しの間ラリーに入るように見られます。

全体的に銀行にとって難しい環境にあります。2008年のリーマンショック以降、銀行は新しい環境への適応に苦労しています。これは低金利や小さい利幅によって利益を創出することが難しい状況に直面しいるためです。

ドイツ銀行の場合、今年シェアは大幅に落ちこみ、2008年1月以来の年度赤字を公表しました。これは経済界で一番深刻な不安要素として考えられています。

その結果、多くの市場参加者は安全策としてビットコインに目を向けています。これはビットコインが他のアセットクラスと相関がないからであり、不確実性の時代の中でビットコインはより一層魅力的になっているということです。投資家が従来の市場からヘッジする為にビットコインを使用するかもしれないことからビットコイン価格のラリーが見られるかもしれません。

これはビットコインについてよく知る人にとって面白い状況かもしれません。なぜなら投資家が世界システムの混乱に対してヘッジするためにビットコインへ目を向けている一方、ビットコイン自体も様々な問題をはらんでいるからです。

以前の記事でも記述した通り、8月上旬にビットコイン価格は香港拠点の取引所Bitfinexがハッキングされ約USD$65,000,000が盗まれた後急激に下落しました。ビットコインのスケーリングについての現在進行中の問題もあり、この問題はビットコインの成長を妨げ、しかも新しい参加者が市場に参入する度に悪化しています。

ビットコイン自体主流マーケットから独立しているという特徴があることで投資家の多くが魅力的に思っている一方で、ビットコインが直面する問題は投資先から軽視されているようです。これは中・長期的に見て、価格を押し上げ続けるはずです。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2016/10/6(基準日) 63,883円
2016/10/5(1日前) 63,464円 419円 0.66%
2016/9/29(1週間前) 61,420円 2,463円 4.01%
2016/9/6(1ヶ月前) 62,933円 950円 1.51%
2016/7/6(3ヶ月前) 68,497円 -4,614円 -6.74%
2016/4/6(6ヶ月前) 47,335円 16,548 34.96%
2015/10/6(12ヶ月前) 29,930円 33,953円 113.44%

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【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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Source: ビットフライヤー

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