25日のロンドン市場は、ドル安・円高方向への動きが優勢。昨日のNY市場は感謝祭の祝日、きょうはブラックフライデーで株式・債券市場は短縮取引となる。週末を控えていることもあり、調整ムードが広がっている。欧州株は小幅のマイナス。NY原油先物は時間外取引で軟調。一方、米株先物は小高く推移しており、このあとのNY市場で、トランプ相場が継続するのかが注目される。
ドル円は東京朝方に113.90レベルまで買い上げられたが、114円台乗せには至らず反落。113円台前半でロンドン早朝を迎えた。欧州株が小幅安となり、NY原油先物が47ドル台前半へと下押しされる動きにともなってドル円は113円を割り込む。一時112.56レベルまで下押しされた。その後は113.20近辺が上値のカベとなって揉み合っている。
ユーロドルは1.05台半ばから上昇、一時1.0615レベルの高値をつけた。その後はロンドン中盤にかけて1.05台後半に落ち着いている。ユーロ円は120円台からは売りが優勢になり、119.30近辺まで反落、東京午前の上昇を消した。
ポンドは対ユーロでの売買が交錯。序盤はポンド売り、中盤にかけてはポンド買い。ポンドドルは序盤に1.2416近辺まで下押し。その後は1.2470台までの反発。その後は方向感を失いレンジを形成。ポンド円は序盤に141円割れから139.98近辺まで下押し。その後の戻りは141円ちょうど近辺まで。東京タイムよりは円高・ポンド安水準で取引されている。
このあとのNY市場では卸売在庫・速報値(10月)が発表される。前月比プラス0.2%と前回のプラス0.1%から伸びがやや加速する見込み。第4四半期の押し上げ材料として注目されているもよう。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
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